著作物の使用方法はすべて同じではありません。この事実を踏まえて、当社は、特定の音楽権利者と提携し、これらの権利者の音楽を不注意で、または偶発的に、自己のチャンネルに含めてしまったTwitchクリエイターのために、より柔軟で融通の利くプロセスの提供を開始しました。当社では、このプロセスを「参加している音楽権利者向けの削除プロセス」(略して「音楽報告プロセス」)と呼んでおり、クリエイターにとってどのような意味があるのかを、このページの残りの部分で説明します。
詳細についてご説明する前に、現在のシステムの概要と、音楽著作権に関する申し立てのためにこのプロセスを設けた理由を簡単にご説明します。Twitchは、クリエイターがライブやオンデマンド(VODやクリップなど)の視聴覚コンテンツを作成および共有し、コミュニティのメンバーがそのコンテンツをリアルタイムで視聴したり、そのコンテンツについて議論したりすることを可能にするライブ配信ビデオサービスです。そのため、Twitchは、他のサービスと同様に、DMCAおよび世界各地の類似の法令を遵守して運営されています。これらの法令では、著作権者(音楽権利者を含む)が、自己の著作権がクリエイターに悪用されていると考える場合、侵害されているとされるコンテンツのテイクダウンを求める通知を提出することが認められています。また、これらの法令では、異議の対象として特定されたコンテンツのクリエイターが、反論通知を提出したり、申立人に撤回を求めたりすることができます。当社のDMCAガイドラインで説明されているように、Twitchは、これらの紛争において「橋渡し役」としての役割を果たします。つまり、Twitchの役割は、特定の紛争において誰が「正しく」、誰が「間違っている」かを決定することではありません。また、Twitchは、著作権の侵害行為を繰り返すユーザーのアカウントを停止することを法令によって義務付けられています。
特にユニークな方法で表現をするクリエイターにとっては、著作権法の規定の適用を理解することは困難である場合があります。このことに鑑みて、当社は、該当のサービスにおいて、許可される音楽の使用と許可されない音楽の使用をクリエイターがより良く理解できるようにするため、特定の音楽権利者と契約を結びました。これらの契約では、クリエイターの配信、VOD、およびクリップにおけるバックグラウンド、付随的、およびゲーム内での音楽の使用については、より悪質な音楽の使用(無免許のラジオ局の運営、コンサートの再配信、未発表または発表前の楽曲の共有など)の場合とは異なる扱いを受けることが認められています。
以下では、詳細をご説明します。音楽報告プロセスの一環として、Twitchは、以下を行うことがあります。
音楽著作権者が特定した未承認のコンテンツ(録音物、楽曲、ビデオなど)を含むVOD(配信アーカイブ、ハイライト、アップロード、クリップなど)を削除またはミュートします。
VODやクリップは、著作権で保護される音声が含まれていないかどうかを確認するためにスキャンされます。著作権で保護される音声がVODで検出された場合、Twitchは、自動的にそのVODのその部分をミュートします(クリップの場合は、そのクリップを削除します)。これらの契約により、参加している音楽権利者は、クリエイターに罰則が課されないようにしながら、自己の録音物、楽曲、またはビデオが含まれているVODやクリップの削除またはミュートをTwitchに依頼できます。
ヒント:お客様は、当社の音声認識システムによって誤ってフラグが立てられたために自己のビデオがミュートされたと考える場合、ダッシュボードのビデオプロデューサーに統合されている当社の異議申し立てプロセスに従うことができます。詳細については、 音声のミュートに対して異議申し立てをする方法のヘルプ記事をご覧ください。 |
チャンネルが許可なく以下の行為に関与した場合、各違反行為について、それが1回目であれば警告を発し、2回目以降の場合は罰則(「音楽に関する報告に伴う罰則」)を適用します。これらのカテゴリのいずれかについて、1回目の警告に加えて、音楽に関する報告に伴う罰則が3回適用されたチャンネルは強制終了されます。
* また、Twitchは、当該行為に関与したライブ配信を終了させ、48時間の利用停止処分を課すことがあります。
** 直ちに永久に利用停止処分となります。
これらのいずれかの方法で録音された音楽を使用しているクリエイターには、異議申し立ての機会が与えられます。
最後に:
ビデオオンデマンドとクリップの使い方のヘルプ記事では、チャンネルのコンテンツ管理に役立つツールや機能についてご紹介しています。